Q&A アナログカメラ(CVBS)
機能・機種選定に関して
屋外で使用できるカメラに「屋外用」と「屋外軒下用」とがありますが、何が違うのですか?
「屋外用」はカメラ自体に直接、水がかかっても問題がない防水性能を備えており「防水型」、また使用範囲が広いため「全天候型」などともいわれます。 「屋外軒下用」は軒下やカーポートなど直接雨のかからない場所で使用可能な性能を備えたカメラで「防滴型」などとも言われます。 「屋外用」に比べ小型化、マイク付やコストダウンされたモデルが多いのが特徴です。ご予算やご使用の目的に合わせてお選びください。
夜間に撮影することが多いのですが、機種選定はどんなことを注意すればいいですか?
暗い場所での撮影には、暗い部分を映し出すために赤外線(肉眼では見えない光)を発する赤外線投光器内蔵カメラをお選びいただきます。 赤外線投光器を内蔵したカメラは、昼間の撮影映像にはあまり差は出ませんが、夜間映像では赤外線の光が届く範囲が機種により限られてきます。 設置場所に合わせた機種選定が必要になってきます。
普通のテレビでも映像は見られますか?
外部入力端子(赤、黄、白の差込口)のついたテレビでしたらお使いいただけます。 カメラの映像出力端子をテレビの映像入力端子(黄)に差し込み、テレビのチャンネルをビデオ(またはライン入力)に合わせると、映像を見ることができます。 音声マイク内蔵のカメラであればカメラの音声出力端子をテレビの音声入力端子(白)に差込んでください。
※防犯カメラの場合、映像にあまり変化がないので、画面の焼付きが早いかもしれません。
カメラの映像を記録するにはどうするの?
防犯カメラの映像は防犯専用レコーダーに保存するのが安心で便利です。 弊社で取り扱っているハードディスクレコーダー(HDR-4EX/5EX)はカメラを4台まで同時に接続し長期間(約10日〜7ヶ月)保存します。 カメラ1台のみ接続するのであれば、SDカードに直接録画保存できるコンパクトなSDカードレコーダー(DVF-7、DVS-2)もご用意しています。 また、外部入力端子のついた家庭用録画機器(ビデオ、ハードディスクレコーダー、ブルーレイなど)でも使えます。 ただし家庭用録画機器ですと録画できる時間が大幅に短くなりますので、長時間の連続録画には向きません。 また、タイムスタンプが入らないため証拠能力としては不十分です。
映像と合わせて、音声も録音できますか?
弊社取り扱いのハードディスクレコーダー【HDR-5EX】、SDカードレコーダー【DVF-7】がカメラ1台を録音ができます。
※音声マイク内蔵型のカメラを使用しないと音声は録音できません。
HDR-5EXは音声は1系統のみ録音可能です(音声単独で録音可能)。
パソコンで記録映像を保存できますか?
フリッカーレス機能が付いていないカメラだと、どうなりますか?
日本での家庭用100Vの周波数は、主に富士川を境に50Hzエリア(東日本)と60Hzエリア(西日本)に分かれています。 防犯カメラの映像方式(NTSC方式)は60Hzで調整されているため、東日本などの50Hzエリアで使用すると、 蛍光灯や水銀灯などのある場所では画面が“ちらつき”、見づらくなります(フリッカー現象)。 そこでこの現象を軽減させる為の機能がフリッカーレス機能です。60Hzのエリアで使用する場合は問題ありません。
- ※NTSC=テレビジョン方式の一つ
- ※フリッカーレス機能が付いていないカメラには、シールタイプのフリッカーレス対策フィルターなどもあります。
赤外線カメラの赤く光るものと光らないものの違いは何ですか?
赤外線投光器(LED)付のカメラを夜間に正面から見ると、レンズ周りのLED部分が赤く光って見えます。(写真A) これは赤外線投光器の波長が可視光領域にも含まれるためです。 しかし、可視光領域外の赤外線を利用し、赤く見えないタイプのカメラもあります。 このようなカメラは相手に気づかれないように撮影する目的で利 用される為、一般的に盗撮用として認識されています。 そのため弊社を含めたメーカー各社では取り扱いがありません。
設置に関して
ケーブルを延長したいのですが、どれくらいの長さまで延ばせますか?
どのような撮影環境でも明瞭に映像判別できるよう、弊社では最長で40mのご使用をお勧めしております。
- ※家庭用のコンセント(12V電源)で使用の場合
オールインワンパッケージ商品ですと付属のケーブルが20mであれば、20mの延長ケーブルが推奨延長距離です。
では、40m以上延長した場合、映像はまったく見えなくなるかと言えばそうではありません。
電源の供給方法やの赤外線投光器の有無、機種の違いによっても映像の見え方が違ってきます。
ケーブル延長による画像比較実験を見る。
停電による影響について教えてください。
停電から復旧する際は家中の家電製品が電力を使用するため、ヒューズやブレーカーが飛ぶなど電気製品への悪影響が考えられます。 カメラ機器、録画機器本体及び、電源アダプタ等が破損又は、故障する可能性があります。 停電になりましたら、一時的にコンセントから機器類の電源プラグを抜くなどの予防対策を行ってください。 停電復旧後に設定や動作の確認が必要な機種がございます。
『コロナ電業製記録機器について停電した場合のご注意』をみる専用コネクターをつなぐ際のコツを教えてください。
屋外用カメラTR-855WCP
専用コネクターの矢印(写真○)の位置を合わせ、真っ直ぐに接続します。屋外用のカメラは防水防塵効果を高めるため、取りつけがきつめになっています。
ピンを傷つけないよう慎重に接続してください。
故障かなと思ったら
カメラを接続したのに『ブルー画面』のまま。これって故障?
レコーダー(HDR-5EX/HDR-4EX/HDR-5/HDR-4)の工場出荷時の設定は「チャンネル設定」が[1- - -]で4分割画面のカメラ1(左上のカメラ画面)だけが表示され、カメラ2〜4はブルー画面です。設定を変更するにはレコーダーの「メニュー」ボタンを押し、「チャンネル設定」の設定項目を、
CH2にカメラを接続した場合は「チャンネル設定」を[12- -]、カメラ4台を接続した場合は[1234]に変更します。
レコーダーの設定を変更したいが、メニューがおかしい。これって故障?
レコーダー(HDR-5EX/HDR-4EX/HDR-5/HDR-4)は録画中は「メニュー画面」の変更に制限がかかります。
制限を解除する場合は録画を停止します。
1.「メニュー戻る」ボタンを押す。
⇒メニュー画面からライブ画面(現在のカメラ映像が映っている画面)に移動します。
2.「録画停止」ボタンを長押し。
⇒録画が停止します。
3.「メニュー」ボタンを押す。
⇒変更可能な状態のメニュー画面が開きます
買ったばかりのカメラなのに写りません。初期不良では?
正常なコネクター(左)、ピン折れ(右)
原因としていくつか考えられますが、修理依頼の中で最も多いのはカメラ用専用コネクターのトラブルです。 ケーブルをつなぐ際、専用コネクターのピンを曲げてしまうケースや、さらに無理に押し込んでピンを折ってしまったケースがありました。
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